いつの間にか夏も終わりを告げようとしていますが皆さまお元気に良い季節を楽しんでいらっしゃいますでしょうか?今年はハリケーンも少ないようですが11月末頃までハリケーンシーズンは続きます。そしてカリフォルニアでは今年7月に大きな地震がありました。サテライト写真でもはっきりと地殻が動いたことが見て取れる大地震でした。オレゴンでは日本のように小さい揺れが来ることがないため忘れがちですがこのあたりもいつかビッグワンが来る、とずっと言われており隣の州で地殻が動いたことで少し現実味を帯びてきましたね。実際カリフォルニアの地震のあと7月17日にオレゴン沖のカスケディアのプレート沈み込みゾーン上でM5.4の地震がありました。それでなくても大雪やストームが来るたびどこかで停電がおきお店がしまってしまう事がたびたびあります。この際非常時の準備をしっかりしておきませんか?
まずは基本で家に常備しておきたいのは家族が2週間くらい飲食できる十分な量の非常食や飲料水です。そのほかでは懐中電灯、電池、ろうそく、マッチやライター、カセットコンロとボンベなど電気ガスが止まっても調理できる用意、そしてお水が止まった場合に備えて消毒用のアルコールジェル、ウェットティッシュ、非常用簡易トイレ(蓋つきバケツなど)、応急手当セット、薬などが基本でしょうか。銀行の機能が停止した場合に備えて現金もある程度手元においておくと安心です。また、非常食や水はときどき入れ替えを忘れないようにしましょう。
そして家を飛び出さないといけない場合に備えてこちらで言うところのバグアウトバッグ(非常用持ち出し袋)を詰めておきましょう。援助が届くまでの3日分が目安と言われています。バックパックがいいですが中身は非常食や水のほか携帯ラジオと懐中電灯(電池なしでも大丈夫な手回し型ならなおよし)、アルミの非常用ブランケット、現金、救急用品や薬、ナイフ、パラコード(紐)、厚めのビニール袋、着替え、雨合羽、簡易テントにできる小さめのタープ、ライターや防水マッチなど火を起こすもの、衛生用品、トイレットペーパー、ガムテープ、などでしょうか。お水で重くなるので長距離を歩く可能性も考えなんでも軽量のものを用意しておくといいでしょう。川のお水や雨水を飲めるようにするストロー型のフィルターも売っていますのでそういったものを入れておいてもいいですね。あとは携帯電話を充電できるミニソーラーパネルなどもあれば安心です。要はキャンプ用品プラスアルファという感じですのでお持ちの方は常に非常用別バッグに入れて手の届くところに置いておきましょう。
またガスの元栓はアメリカでは手が届きにくいところにありますからメーターのところでいつでも閉められるようにそれ用のレンチを紐などでぶら下げておくといいです。水道の元栓もとっさにとめられるように家全体の元栓かメーターのところの元栓の止め方を今一度確認しておきましょう。水道・ガスの両方が止められる非常用ツールも最近は売られています。
縁起でもない、と思われるかもしれませんが備えあれば憂いなし。しっかり用意しておけば万一本当に非常時となっても慌てず冷静に対応できます。大切な家族や自分のために少しだけ時間をさいてみませんか?
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