オレゴン州ポートランドエリアの今
- 新井キャット
- 13 分前
- 読了時間: 3分
全米で一番住みたい街として選ばれたこともあるポートランドですが現在の様子について書いててみたいと思います。

パンデミック時に色々なお店が閉まってしまい特にダウンダウンでは暴動があったりしたため一時はすっかりさびれていました。街の東側(ウィラメット川の東側)をイーストサイド、北側をノースポートランドあるいは短縮してノーポと呼びますが、もともと小さいビジネスが多くその多様性が面白味を作り出していました。パンデミック中の厳しい規制で多くのお店やレストランが生き残れず、For Leaseというテナント募集のサインを多く見かけたものです。それが今はどうでしょう。チャレンジ精神旺盛な小さいビジネスがまた蘇って来ており、少しずつ以前のような活気が戻ってきています。ポートランドの雰囲気は人気だったころから少し変わってしまったかもしれませんが、小さい目の都市の良さは今でも健在です。多様性に寛容な街なのでちょっと面白いお店が多く他の大都市に行ってから帰って来るとこの街の良さが際立つ感じです。
この街のニックネームに特徴が良く表れているのでそれぞれを紹介します。まずCity of Roses (バラの街)はバラが良く育つ土地・気候なので一般家庭の庭でもよく見かけます。Portland Rose Garden(ローズガーデン)に行くと世界中から集められた何と一万株、600種以上のバラを間近に観察できます。The City of Bridges (橋の街)はポートランドは北に雄大なコロンビア川、街のまん中にウィラメット川があるため橋の数が多いためです。

Rip City (リップシティ)は, 地元NBAプロバスケットボールチームのトレイルブレイザーズの70年代からのニックネームでもあります。地元の人はそれほど強くもないこのチームをこよなく愛しています。Portlandia(ポートランディア)は2011年にスタートしたポートランド市に多い(?)ちょっと変わった人達を題材にしたコメディドラマの題名で今でもこの街を表すニックネームになっています。 最後にPortlandiaをもじったFoodlandiaとBeervana(ニルバーナならぬビールバーナ)は食べたり飲んだりに凝っていて名高いシェフも多数産み出しているこの街をよく表しています。最初はフードカート(屋台)そして空きスペースに一時的に店を出すポップアップから人気を博しいずれレストランを開いて成功する、という飲食業界の成功物語が多いのもこの街ならではでしょうか。
一時さびれていたダウンタウンもだんだん活気を取り戻して来ていますが、パンデミック時のリモートワークや市の政策によって色々なビジネスが市外に流れてしまったこともありオフィスの賃貸スペースはまだまだ空きが多い状態です。昼間はそこそこの人通りがありますがパンデミック前の水準に戻るにはまだまだ時間がかかりそうです。今後の市の舵取りが注目されます。



コメント